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2008.02.22 Friday

茨城県立高校の必修道徳テキストでカルト宗教信者のニセ科学本を引用

 茨城県の県立高校の道徳で使われているテキストに、特定の宗教を広めようとする内容が含まれているとして、県高校教職員組合は21日、県教育委員会に削除するよう是正措置を求めた。「宗教教育を禁じた憲法に違反する」と主張している。これに対し県教委は「テキストには特定宗教の記述はない」などとし、「問題ない」としている。
 茨城県では今年度から県立高校1年生で道徳を全国で初めて必修化。道徳のテキストは現在、105校が使っている。
 県高教組が問題視しているのは、村上和雄・筑波大名誉教授(遺伝子工学)の著書「生命のバカ力」(講談社)から引用した部分。文中の「サムシング・グレート」(何か偉大なもの)という言葉が、村上氏の別の著書では、天理教の「親神様」などをさし「教祖の教えを知らない人にも(親神様の働きを)伝えたいと思っている。だから私は、最近の本では『サムシング・グレート』という言葉を使っています」とある。
(2008.02.22 朝日新聞)
 地球上に存在するあらゆる生き物、カビなどの微生物から植物、動物にいたるまで、少なく見積もっても2百万種、多く見積もると2千万種と言われていますが、これらすべてが同じ遺伝子暗号によって生かされているのです。
 こうした奇跡的な現実を前にしたら、どうしてもサムシング・グレートのような存在を想定しないわけにはいかなくなります。
 サムシング・グレートとは、具体的なかたちを提示して、断言できるような存在ではありません。どのように思われても、それは自由です。
 ただ、私たち生命体の大本にはなにか不思議な力がはたらいていて、それが私たちを生かしている、私たちはそういうものによって生かされているという気持ちを忘れてはいけないと思います。
(道徳テキスト「ともに歩む―今を、そして未来へ―」より「生命(いのち)はゼロからつくれない」)

問題となった文章の著者・村上和雄は天理教の広告塔として有名で、統一教会系団体「国際科学振興財団」の理事でもあるインテリジェント・デザイン論者
私の考えるサムシング・グレートは、単なるデザインの問題ではない。最初に生物を創ろうとする大自然の意志のようなものがあり、それに沿ってデザインがなされ、さらにいまなお一刻の休みもなく働き続けている、全生物の親のような存在と働きをサムシング・グレートと名付けている。
(2006.12.01 産経新聞 村上和雄「いのち」はなぜ尊いのか)

茨城県教育庁は以前に産経新聞の記事で、高校に道徳教育を導入することで性感染症対策を性道徳教育にすりかえるような発言をしていた。
県では19年度から県立高校で道徳教育を全国で初めて導入することもあり、県教育庁学校保健担当は「性を語る上で、望ましい男女間、人と人とのつながりは欠かせない。性感染症を避けるためにも、青少年の性交渉は抑制していく方向で指導していきたい」と話している。
(2007.03.25 産経新聞)
この発言も宗教的な純潔教育にこだわっているように見えるが、道徳テキストにニセ科学本の文章が使われていることを容認する姿勢は完全におかしい。まるで茨城県教育庁じたいがカルト宗教系組織のようだ。

2017.05.29 Monday

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